■
渡辺多恵子の「風光る」を読んだ後に、浅田次郎の「壬生義士伝」を読んだ。
漫画の後に小説。
齋藤さんや原田さんや永倉さんや土方さんたちの場面は、「風光る」そのままのイメージで読みきってしまった。
どちらも作品としてとても面白い。
私は歴史にうといし新撰組も幕末の知識も教科書どまりなので史実についてはよくわからない。
でもどちらの作品も面白いのでこだわりのない人にはおすすめ。
やっぱりね、筋が通るか通らないかって、大切だと思うの、私は。
それを他人に押し付けたら今の時代ではいけないだろうけれど、せめて自分の中で通したい筋、通すべき筋は持っていたい。
譲れることと譲れないことの線引きをきちんとしないと、気分の悪いことがたくさん起こってしまう。
楽だからって、面倒だからって、譲ってはいけないラインをぐずぐずにしちゃうと、心に皺がよっちゃうんだよ。
その皺、すごく伸ばしにくいんだよ。あっちを引っ張ると、こっちに違うしわがよってしまう。
ささいなことでもこだわらないと、積み重なると大変だから。
まあそういうわけで、予定調和は安心できるし泣けるし好きです、浅田次郎。
勢いに乗って三谷幸喜の「新撰組!」のビデオレンタルしちゃおうかなあ。
でもあれ、何巻あるんだろう・・・。何時間かかるんだろう・・・。