既婚者にとって、他人の結婚式に出席することは倦怠に対してかなり有効と感じた。

まっすぐな愛は強い、ということを目の当たりにした一日。

自分の信じた人を自分の手で幸せにしたい、という結婚の原点を見た。

素直であること、純粋であることは未熟とイコールでは決して無い。

心の病をかかえた人を相手に仕事をしている彼女なのに、自分の中の大事なものの価値観が揺らがない。逆に言えば、価値観がしっかりしていないと、そういう仕事はできないということなのかもしれないけれど。

信じることで自由になる、ひとりの女性の生き方をみた。

ときどき、まっすぐなことを愚直と感じる自分がいる。
かっこわるいと思ってしまう。

けれども、信念を持って貫けば、なんという強さだろう。なんという輝きだろう。

結婚式での彼女は、きれいに輝いていた。

それは、痛みも苦しみもすべてのみこんだ上で、純粋な気持ちを信じると決めた心の強さが輝いていたのだと思う。