銭湯

に行ってきた。スーパー銭湯
平日にもかかわらず人がたくさん。
サウナで見たゴリエはなかなか楽しく、笑いをこらえるのに必死。

身支度を整えていると放送が流れてきた。

刺青や刺青のシールをつけている人は、大小にかかわらず入湯拒否だそうだ。
やわらかく、ではあるけれど、自主的に、今すぐ出て行くようにとの放送だ。
・・・出て行かないで、掃除のおばちゃんとかに見つかったらどうなるんだろうなあ、とぼんやり考えた。
そして、ある温泉で、背中にびっしり昇り竜を彫った人と一緒になったことがあったことを思い出した。姐さん!
それは見事なものだったし、間近で見る機会なんて無い私は好奇心を抑えるのでいっぱいいっぱいだった。
だって、その刺青は芸術だと思ったんだもの。
どんな美術館でも見られないんだもの。
その是非を問うつもりも資格も無い私だけれど、やっぱりじろじろ見られたらいい気分はしないだろうと思って、精一杯我慢したんだ。

でもその放送を聞いて、私は彫りを入れていないし、タトゥーも貼っていないけれど、なんだか嫌な感じがした。

どうして出て行かなければならないの?
ほかのお客様の迷惑になるから、というのなら、どうして刺青があると迷惑なの?
お風呂で暴れたりするの?何か過去に事件があったんだろうか?
それとも好奇心むき出しの人々の目にさらされたらその人自身がかわいそうだから?
わからない。
もしも、本当に外見だけで判断して入湯拒否をしているのであれば、それって偏見ではないのだろうか。

そんなことをぼんやり考えてしまいました。

実際のところ、どうしてなんだろうな。