夜空がきれいだ。
ひとりの友達のことを思う。
感傷的だといわれてかまわない。
友達が大変な時に、思いやれないようなひとになりたくない。
私が友達を思って、心配をすることが無駄なことだとは思わない。
心配しているよ、と伝えたりしなくても、伝わるものが必ずあるはずだ。
ひとはひとりきりで生まれてくることを
ひとはひとりきりで還ってゆくことを
と歌ったのは遊佐未森で、それはしっかり胸にあるのだけれど、生々しく実感する機会はなかなかない。
今日の空は晴れていて、宇宙がとてもきれいに見える。
ひとりの友達のことを思う。
それはほとんど、祈りに似ている。