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私の日本語は訛っている。
大学入学を機に、少し直ったのだけれど、社会人になってからわざと訛りをもどした。
なんていうか・・・。
その方が、まわりの方たち、特にお年を召した方にかわいがってもらえることに気づいたから。それから、年上の女性の方にも訛っている方が優しくしてもらえる気がする。
あくまで当社比だから根拠はないけれど確信はある。
わたしは1年という短いサイクルで仕事をしてきたので、なるべくさっさと職場のひととうち解けなければ仕事がままならない。
そのためには2つのアイテム、笑顔と訛り。
笑顔を地顔と心得て、訛りつつ会話すると、だいたいの人は悪い印象もたないと思う。
訛りを出すと、特に東北訛りは「気どっていない」「どんくさい」「素朴な」イメージで見てもらえるようだ。
人は、(いろいろな意味で)自分より下、と判断すると優しくなれるようだから、「自分より訛っている」ことで心のガードが外れるのかなあ。
「若い女性」というだけで、いろいろとしなくていい苦労をしてしまった経験からそう思うだけなのだけれど。若い女性がほとんどいない職場が多かったからなあ・・・。
笑顔だけでもいけると思うけれど、私の場合は「訛り」を出すことでもう一歩親しくなれる感じがする。そして即効性があるんです。
仕事が円滑に進むなら、どんくさく見られたって別にかまわない。仕事とプライベートは別物だと思っているし、友達はもともと私が訛っていること知っているから。
どういう意味か未だによくわからないけれど、高校のころから「顔のわりになまってるよね」って遠慮がちに言われることにももう慣れたし。