星占いを見ていると、私はあまり人間関係運がよくない。

運が良くない、というよりは、私の性格に問題があるのだろう。

知らないうちに敵をつくりやすい、というくだりは思わず「そうなんですよ!」と本に向かってさけんでしまった。

しかもそのことに関してはうすうす感じてはいたけれど、「やっぱり私は知らないうちに(悪気はないのに)敵をつくりやすいのだなあ。」と深く感じたのは最近のことだ。

思うに、苦労していなさそうに見えるのだと思う。
いや、そのほかにも思い当たる私の性格における難点はあるけれども。
堅実に生きている(と自分で思っている)ひとたちからみると、何も考えないで何となく生きてきました、というような私の境遇がしゃくに触るようだ。
その上で、私がいっぱしの意見を言ったり、思っていたよりも給料が高かったり(あくまで思っていたよりも)することが気に入らないのだろう。
私の気にしすぎというわけではない。何度かそういう場面に出会ってくると、「またか。」と思う。なんとなく、そういう雰囲気が分かってきた。
同情するべき立場(私のこと)のひとが、案外幸せそうにたりらりらんと暮らしているのがしゃくに障るひとがいるのだ。ひとのことはどうでもいいだろうと思うのだけれど、そういうひとはいるのだ。そういうひとがいるということを理解するのにものすごく時間がかかってしまった。びっくりした。他人と比較することでしか自分の幸せを実感できないひとは、確実にいる。生きづらそうだなあと思う。そして、私のことを自分の幸せ確認の引き合いに出さないでほしいとも思う。おそらく無意識なのだろうけれども。

言うまでもないけれど、わたしだって人並みに苦労はした。でもそういうことを外に向かって出すようなことは私の・・・なんというかポリシーというか美学というか・・・に反することだ。友達に愚痴ることはあっても、表面的には涼しい顔して幸せそうに生きているようにみせたい。あまりに落ち込んで具合悪そうに見えることはあっても、あえて大変さをアピールすることはないと思っている。

どうしてこんなに当たり前のことを力説しているんだろう・・・。

人と人とは、話し合えば解り合えるとおもっていた。

でもそんなことはないんだなあと、28にもなって確認した次第。